「S造」って聞くと、アルファベット一文字で、なんだかシンプルすぎて逆に謎めいていませんか? 「小さいゾウさん?」なんて思っちゃう人もいるかもしれま・・・いや、いないですねっ!
はい、フロンティア技研の三浦です!今日も皆さんの「なにそれ?」を「なるほど!」に変えるべく、不動産用語を徹底解説していきます!
今回のテーマは【S造】! これは、マンションやビル、倉庫など、私たちの身の回りにある様々な建物の「骨格」に関する超重要キーワードなんです。特に、広々とした空間や、地震に強い建物を求める方は必見ですよ!
それでは、このS造、一体どんな構造なんでしょうか?

目次
S造の正体、それは「しなやかな鉄骨の骨格」!
S造とは、「Steel Structure」の略。 日本語にすると「鉄骨造」となります。
その名の通り、建物の主要な骨組みに「鉄骨」を使用している構造のことです。鉄骨は、H形鋼やC形鋼といった様々な形状の鋼材を組み合わせて作られます。
「鉄骨って、なんか工場とか倉庫のイメージ…?」と思った方もいるかもしれませんね。 確かにそういった建物にも多く使われますが、実はマンションやオフィスビル、商業施設など、私たちの暮らしに密着した建物にも幅広く採用されています。
S造が「なるほど!」な3つの理由
S造には、他の構造にはない、たくさんの魅力とメリットがあります。
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軽くて強い!地震の揺れに「しなやか」に対応
鉄骨は、コンクリートに比べて「粘り強い」特性を持っています。これは、地震の揺れに対して、建物が折れたり壊れたりするのではなく、しなやかに変形してエネルギーを吸収する能力が高いということ。特に、中高層の建物では、建物の自重が軽くなるため、地震時の揺れを軽減する効果も期待できます。日本の地震対策において、非常に有効な構造と言えるでしょう。
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広々とした空間を実現!自由な間取りの魔法
鉄骨は、コンクリートに比べて細くても強度が出せるため、柱や梁を少なく、または細くすることができます。これにより、柱が邪魔にならない大空間や、間仕切りの少ない開放的なフロアを作りやすいのが大きな特徴です。オフィスビルや商業施設で、広いワンフロアを見かけることが多いのは、S造のメリットを活かしているからなんですね。リノベーションやレイアウト変更の自由度も高まります。
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工期が比較的短い!スピーディーな建設が可能
鉄骨は工場で事前に加工され、現場ではそれを組み立てていくのが一般的です。これにより、現場での作業時間が短縮され、全体の工期を比較的短くできるというメリットがあります。これは、事業用不動産など、早期の稼働開始が求められるケースで特に有利に働きます。
S造の不動産選びのポイント
S造の建物は多くのメリットがありますが、購入や賃貸を検討する際には、いくつかのポイントも押さえておきましょう。
- 耐火性: 鉄骨は高温になると強度が低下する性質があるため、耐火被覆材などで保護されていることが重要です。建築基準法で定められた基準を満たしているか確認しましょう。
- 遮音性・断熱性: 鉄骨自体は音や熱を伝えやすいため、壁や床に適切な遮音材・断熱材が使用されているかを確認することが快適な暮らしには不可欠です。
- メンテナンス: 鉄骨は錆びる可能性があるため、適切な防錆処理や定期的なメンテナンスが重要です。
S造、いかがでしたでしょうか? 「シンプルだけど奥が深い!」と感じていただけたなら嬉しいです。
建物の構造を知ることは、不動産選びの重要な基礎知識。 これからも、皆さんの不動産知識がレベルアップするような情報をお届けしていきますね!
それではまた明日、毎日更新ブログでお会いしましょう!

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