オール電化システムとは?【不動産用語解説】ガスなし生活!光熱費を賢く抑える秘訣

みなさま、こんにちは! 株式会社フロンティア技研、チーフの三浦です。

物件を探していると、「オール電化」という言葉をよく目にしますよね。ガスコンロやガス給湯器がない生活って、本当に便利で経済的なの?と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。

実は、このオール電化システムは、日々の光熱費を賢く抑え、家事の安全性と快適性を高める、現代の住宅トレンドの一つです。

今回は、オール電化システムの仕組みと、それがもたらすメリット・デメリット、そして物件選びで知っておきたいポイントを解説していきます。

オール電化システム

オール電化システムとは?

オール電化システムとは、住宅におけるすべてのエネルギー源を電気でまかなう設備構成を指す不動産用語・住宅用語です。

具体的には、これまでガスを使用していた「調理(ガスコンロ)」、「給湯(ガス給湯器)」、「暖房(ガス暖房)」などを、すべて電気製品に切り替えることを意味します。

主要な設備としては、IHクッキングヒーター(調理)、エコキュート電気温水器(給湯)、そして蓄熱暖房器床暖房(暖房)などが挙げられます。

オール電化システムがもたらすメリット

オール電化は、光熱費だけでなく、安全性や快適性にも影響を与えます。

  • 1. 光熱費の削減: 電力会社が提供するオール電化向けの料金プラン(夜間割引など)を利用することで、昼間は割高でも、電気を多く使う夜間や深夜の時間帯の料金が安くなります。この時間帯にエコキュートでお湯を沸かすなど、工夫次第で光熱費を大きく抑えることができます。

  • 2. 安全性の向上: ガスを使用しないため、ガス漏れや不完全燃焼による一酸化炭素中毒のリスクがありません。IHクッキングヒーターは火を使わないため、火事のリスクも低減され、小さなお子様がいる家庭でも安心です。

  • 3. 災害時の復旧が早い: 地震などの災害時において、ガスや水道よりも電気の復旧が早い傾向があります。また、エコキュートは貯水タンクに水が溜まっているため、非常用水としても活用できます。

オール電化システムが抱えるデメリット

  • 1. 初期費用の負担: エコキュートやIHクッキングヒーターの導入には、まとまった初期費用がかかります。

  • 2. 停電時の機能停止: すべてのエネルギーを電気に頼るため、停電時はすべての機能が停止します。ただし、エコキュートは非常用水を確保できるなどの対策はあります。

  • 3. ライフスタイルへの調整: 夜間電力が安いプランの場合、深夜にお湯を沸かす、洗濯機を回すなど、ライフスタイルを電力料金プランに合わせて調整する必要があります。

家選びで必ずチェックしたいポイント

オール電化の物件を検討する際は、以下の点を重点的に確認しましょう。

  • 契約している電力プラン: 現在契約している電力プランが、本当にオール電化向けで光熱費メリットを最大化できるものかを確認しましょう。見直しによってさらに節約できる可能性もあります。

  • エコキュートの容量と設置場所: 家族構成に合った容量のエコキュートが設置されているか、また、その設置場所が適切か(屋外の騒音、景観など)を確認しましょう。

  • IHクッキングヒーターの機能: IHクッキングヒーターの火力や機能(グリル、タイマーなど)が、自身の調理スタイルに合っているかを確認しましょう。

オール電化システムは、賢く使いこなせば、経済的で快適な暮らしを実現してくれる心強いパートナーです。

三浦 チーフ

2007年11月からFC2ブログをはじめ、引越しながら毎日更新しています。2024年12月3日から投稿している当ブログもよろしくお願いいたします。

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