
皆さんは、家電を買うときに「省エネ性能」をチェックしますか?「年間電気料金〇〇円」とか、「星の数」で表示されているアレです。
実は、それと同じようなものが、最近では建物にも表示されるようになってきているんです。それが、今回解説する「エネルギー消費性能の表示」です。
簡単に言うと、「この家がどれくらい省エネか」を分かりやすく示してくれるものです。
「家の燃費」って、どうやってわかるの?
自動車に燃費があるように、家にも「燃費」があるんです。この「家の燃費」を客観的に評価したのが、エネルギー消費性能の表示です。
具体的には、建物の断熱性能や、エアコン、給湯器、換気設備などのエネルギー消費量を総合的に評価し、星の数やアルファベット、あるいは「BELS(ベルス)」といった第三者認証マークで示されます。
これって、私たち消費者にとってすごく重要な情報なんです。
不動産選びに役立つ「家の燃費」
「家の燃費」を知ることは、不動産を選ぶ上で大きなメリットになります。
- 光熱費の予測がしやすくなる
省エネ性能が高い家は、冷暖房の効率が良く、毎月の光熱費を抑えることができます。物件価格だけでなく、入居後のランニングコストまで見据えた賢い選択ができるようになります。
- 資産価値の向上
環境意識の高まりとともに、省エネ性能の高い住宅は市場での評価が高まっています。将来、売却や賃貸に出す際にも、大きなアピールポイントとなり、資産価値の維持・向上に繋がります。
- 快適な住環境
「家の燃費」が良いということは、冬は暖かく、夏は涼しい、快適な住環境が保たれやすいということ。光熱費を気にせず、心地よく暮らせる家を選ぶことができます。
不動産の未来を示す指標
今はまだ「努力義務」の段階ですが、2025年4月からはすべての新築住宅にこの「エネルギー消費性能の表示」が義務化されます。
つまり、これからの不動産は、「耐震性」や「広さ」といった従来の価値観に加えて、「省エネ性能」という新たな物差しで評価される時代になるということです。
私たちフロンティア技研も、お客様にこれらの情報を分かりやすくお伝えし、未来を見据えた不動産選びをサポートできるよう、日々努めています。

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