LCCM住宅とは?【不動産用語解説】究極のエコ住宅

「LCCM住宅」という言葉、聞いたことがありますか?なんだか専門的で難しい響きですが、実はこれ、私たちの未来の暮らしを大きく変えるかもしれない、とてもすごい家のことなんです。

LCCMとは、「Life Cycle Carbon Minus」の略です。

「ライフサイクル」とは、家の「一生」のこと。つまり、家の建設から、住んでいる間の運用、そして解体・廃棄に至るまで、トータルでCO2(二酸化炭素)の排出量をマイナスにすることを目指した住宅を指します。

「え、家がCO2をマイナスにするってどういうこと?」と思いますよね。

これは、太陽光発電などでエネルギーを創り、住んでいる間に使うエネルギーを減らすだけではありません。建設時に使う資材の製造・運搬から、解体時のCO2排出量まで、すべてを考慮して、最終的に差し引きゼロ以下にしようという、まさに究極の環境住宅なんです。

LCCM住宅が

LCCM住宅が不動産に与える3つの価値

LCCM住宅は、環境に優しいだけでなく、不動産としての価値も非常に高いんです。

  • 資産価値の向上

    環境意識が高まる現代において、LCCM住宅は市場で高く評価されます。将来、売却する際にも、「環境性能に優れた住宅」として、大きなアピールポイントとなり、資産価値が維持されやすくなります。

  • 家計に優しいランニングコスト

    高い断熱性能と省エネ設備、そして太陽光発電などでエネルギーを創るため、日々の光熱費を大幅に削減できます。これは、ローン返済と並ぶ大きな家計の負担を軽減してくれます。

  • 国の補助金制度

    国もLCCM住宅の普及を後押ししており、新築する際に補助金を受けられる制度があります。初期費用を抑えることができるため、手の届きやすい選択肢になります。

このように、LCCM住宅は、環境に良いだけでなく、住む人にとっても、そして不動産としての価値を見ても、非常に賢く、魅力的な選択肢と言えるでしょう。

三浦 チーフ

2007年11月からFC2ブログをはじめ、引越しながら毎日更新しています。2024年12月3日から投稿している当ブログもよろしくお願いいたします。

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