LVLとは?【不動産用語解説】家づくりに欠かせない頼れる木材!

新築の戸建てやリノベーション物件を見ていると、「LVL使用」なんて表記を目にすることがあります。

「LVLって何?」

正直、あまり聞きなれない言葉ですよね。ですが、家づくりには欠かせない、とっても頼りになる存在なんです。

今回は、このLVL(Laminated Veneer Lumber)について、分かりやすく解説していきます。

LVL

LVLとは?

LVLは、薄くスライスした木の単板(べニア)を、木目と繊維方向が平行になるように何層にも重ねて接着した「構造用木質材料」です。

簡単に言うと、木を重ねて作った、強くて安定した木材のことで、主に建物の柱や梁(はり)といった構造部分に使われます。

LVLのココがすごい!

従来の木材と比べて、LVLにはたくさんのメリットがあります。

  • 反りや狂いが少ない: 薄い板を重ねているため、一本の木材から作るよりも、反ったりねじれたりしにくいのが特徴です。そのため、建築後の建物の歪みや、床鳴りの原因を防ぐことができます。
  • 高い強度: LVLは、木材の弱い部分を避けて加工するため、強度を均一に保つことができます。これにより、安定して高い強度を出すことができ、大きな空間や長い梁が必要な設計にも対応可能です。
  • 環境に優しい: 主に成長の早い植林木などを利用するため、森林資源を有効活用できるエコな建材としても注目されています。

不動産との関連性は?

「LVL」と聞いてもピンとこないかもしれませんが、私たちの暮らしに直結しています。

LVLが使われている物件は、高い強度と安定性を備えていると言えます。これにより、地震に強い家、長持ちする家、そして安心して住める家につながります。

三浦 チーフ

2007年11月からFC2ブログをはじめ、引越しながら毎日更新しています。2024年12月3日から投稿している当ブログもよろしくお願いいたします。

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

関連記事