新築の戸建てやリノベーション物件を見ていると、「LVL使用」なんて表記を目にすることがあります。
「LVLって何?」
正直、あまり聞きなれない言葉ですよね。ですが、家づくりには欠かせない、とっても頼りになる存在なんです。
今回は、このLVL(Laminated Veneer Lumber)について、分かりやすく解説していきます。

LVLとは?
LVLは、薄くスライスした木の単板(べニア)を、木目と繊維方向が平行になるように何層にも重ねて接着した「構造用木質材料」です。
簡単に言うと、木を重ねて作った、強くて安定した木材のことで、主に建物の柱や梁(はり)といった構造部分に使われます。
LVLのココがすごい!
従来の木材と比べて、LVLにはたくさんのメリットがあります。
- 反りや狂いが少ない: 薄い板を重ねているため、一本の木材から作るよりも、反ったりねじれたりしにくいのが特徴です。そのため、建築後の建物の歪みや、床鳴りの原因を防ぐことができます。
- 高い強度: LVLは、木材の弱い部分を避けて加工するため、強度を均一に保つことができます。これにより、安定して高い強度を出すことができ、大きな空間や長い梁が必要な設計にも対応可能です。
- 環境に優しい: 主に成長の早い植林木などを利用するため、森林資源を有効活用できるエコな建材としても注目されています。
不動産との関連性は?
「LVL」と聞いてもピンとこないかもしれませんが、私たちの暮らしに直結しています。
LVLが使われている物件は、高い強度と安定性を備えていると言えます。これにより、地震に強い家、長持ちする家、そして安心して住める家につながります。

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