「内付け用金属製筋交い」とは?壁の中のヒーロー!

皆さん、こんにちは!株式会社フロンティア技研、チーフの三浦です。

皆さんは、普段何気なく過ごしているお家の壁の「中」に、実はすごいヒーローが隠れているってご存知でしたか?

今回は、建物の安全を守る縁の下の力持ち的な存在、「内付け用金属製筋交い(うちづけようきんぞくせいすじかい)」について、語らせていただきます!

内付け用金属製筋交い

見えないところで家を支える、筋交いの「筋トレ」

「筋交い(すじかい)」という言葉は聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。建物の耐震性を高めるために、柱と梁の間に斜めに入れる部材のことです。ちょうど、人間の体でいう「筋肉」のような役割を果たします。

一般的な筋交いは木製が多いのですが、今回ご紹介するのは「金属製」、しかも「内付け用」という、ちょっとマニアックでカッコいいやつなんです。

想像してみてください。あなたは今、家の中にいます。壁の中では、金属製の筋交いが、まるでムキムキの腕を組んでいるかのように、静かに、しかし力強く、あなたの家を支えているんです。

地震が来た時、横からの力(水平力)に対して、この金属製筋交いがグッと踏ん張り、家の変形を防いでくれるわけです。まさに、壁の中のボディビルダー!

なぜ「内付け用金属製」がすごいのか?

なぜ数ある筋交いの中で、私がこの「内付け用金属製筋交い」に注目したかというと、いくつか理由があるんです。

  1. スリムだけどパワフル! 木製筋交いと比べて、金属製は非常にスリム。なのに、その強度はピカイチなんです。省スペースで最大限の耐震性能を発揮する、まさに「小さくてもやる時はやる!」タイプ。限られたスペースでも高い耐震性を確保できるので、リフォームやリノベーションで耐震補強を考える際にも非常に有効なんです。

  2. 確実な施工で強度アップ! 「内付け用」の金属製筋交いは、既存の壁を一部壊して、柱や梁の間に直接取り付けて埋め込みます。壁を壊す作業は伴いますが、これにより、建物の構造体に直接強固な補強を施すことができ、より確実な耐震性の向上に繋がります。まさに、家を内側から鍛え上げるようなイメージですね。

  3. 実は見えないところで「資産価値」もアップ! 建物の「耐震性」は、不動産の価値を大きく左右する重要な要素です。耐震性の高い家は、安心して長く住めるだけでなく、将来の売却や賃貸に出す際にも、その「資産価値」が高く評価されることがあります。この「内付け用金属製筋交い」のような、目には見えない部分の工夫が、後々大きなメリットに繋がるんです。安全で価値のある家は、住む人にとっても、貸す人にとっても、大きな魅力ですからね。

あなたの家の壁にもヒーローが眠っているかも?

私たちが普段、何気なく暮らしているお家。その壁の中には、今回ご紹介した「内付け用金属製筋交い」のような、頼れる存在が隠れているかもしれません。

特に古いお家にお住まいの方や、これからマイホームを検討される方は、「耐震性」というキーワードを意識してみてください。見た目のデザインや間取りも大切ですが、本当に大切なのは、家族の命と財産を守る「安全性」です。

それではまた明日、毎日更新ブログでお会いしましょう!

三浦 チーフ

2007年11月からFC2ブログをはじめ、引越しながら毎日更新しています。2024年12月3日から投稿している当ブログもよろしくお願いいたします。

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