気になる物件を見つけても、「不動産会社に連絡して、日程調整して、営業担当者と現地で待ち合わせて…」と考えると、ちょっと億劫になってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな時に便利なのが、今回ご紹介するオープンハウスという仕組みです。
予約なしで、自分の好きなタイミングで物件をじっくり見学できるオープンハウスは、家探しの第一歩として非常に有効です。今回は、このオープンハウスのメリットと、賢く活用するためのポイントを解説していきます!

オープンハウスとは?
オープンハウスとは、販売中の戸建て住宅やマンションの空室を、指定された日時や期間中に、予約なしで自由に見学できるように一般公開することを指す不動産用語です。
売り主様や不動産会社が、物件を多くの人に知ってもらうために実施する販売促進活動の一つで、購入希望者は、営業担当者の立ち会いのプレッシャーを感じることなく、気軽に物件を見学できます。
多くの場合、週末の土日などに数時間限定で開催されます。
オープンハウスの利用メリット
購入希望者にとって、オープンハウスを利用するメリットは計り知れません。
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1. 気軽に見学できる(予約不要): 最も大きなメリットは、事前に連絡する手間や、日程調整のストレスがないことです。「ちょっと近くまで来たから見てみよう」という感覚で、気軽に足を運べるのが魅力です。
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2. 生活動線のリアルな確認: 家具が何もない状態の物件(新築や空き家)であれば、リビングの広さ、日当たり、収納の使い勝手、動線などを、邪魔されることなくじっくりと確認できます。
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3. 地域の雰囲気を体感: 物件周辺の人通りや交通量、生活環境などを、実際の週末の様子として体感できます。これは、普段の生活をシミュレーションする上で非常に重要です。
家選びで必ずチェックしたいポイント
オープンハウスを最大限に活用するためには、以下の点に注目しましょう。
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「日当たり」の確認: 開催時間(午前中、午後など)によって、物件の日の当たり方は大きく異なります。希望する時間帯に日が当たっているか、時間帯を変えて見学するのも一つの手です。
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「におい」のチェック: 特に中古物件の場合、壁や床に染み付いた生活臭やカビ臭がないかをチェックしましょう。これは、住んでからの快適性に大きく影響します。
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担当者への質問は明確に: 現地には不動産会社の担当者がいますが、質問しなければ営業されることはほとんどありません。疑問点(周辺施設、価格交渉、リフォーム履歴など)があれば、積極的に質問して情報を引き出しましょう。
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競合のチェック: 他の見学者がどれくらいいるかを確認することで、その物件の人気度や競争率を間接的に推し量ることができます。
オープンハウスは、あなたの理想の住まいを見つけるための貴重な機会です。ぜひ有効活用してください。

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