雨水枡とは?雨水浸透枡との違いも解説します。

皆さん、こんにちは!株式会社フロンティア技研、チーフの三浦です。

今日はちょっとマニアックなようで、実はあなたの土地選びや家づくりに深く関わる、「雨水枡(うすいます)」と「雨水浸透枡(うすいしんとうます)」についてお話ししようと思います。

「え、雨水?なんか地味…」なんて思ったそこのあなた!これが意外と奥が深くて、知らないと後で「うわっ!」ってなることもあるんですよ。ではしっかり解説していきます!


雨水枡

地味だけど働き者!「雨水枡」って何者?

まずは「雨水枡」から。これは、いわば「雨水専用のゴミ箱&排水口」みたいなものです。

皆さんのお家の屋根や庭に降った雨って、どこに行くかご存知ですか?樋(とい)を通って、地面の中にある管へ流れ込みますよね。その管の入り口や、途中に設置されているのがこの「雨水枡」なんです。

イメージとしては、カフェの排水溝に付いている、コーヒー豆とかカスをキャッチする網のような役割。雨水と一緒に流れてくる泥や砂、落ち葉なんかを一旦ここで受け止めて、下水管が詰まらないように守ってくれている、縁の下の力持ちなんです。

「うちの土地、水はけ悪いな〜」なんて感じたこと、ありませんか?もしかしたら、この雨水枡が泥で詰まっていて、機能不全を起こしているのかもしれません。定期的なお掃除が、快適な暮らしの秘訣です!


「雨水浸透枡」の驚きの効果!

さて、次は「雨水浸透枡」の登場です!

「雨水浸透枡」は、通常の雨水枡とは一線を画す、ちょっと特別な存在。例えるなら、「雨水を地面に優しく還元する、地球に優しいスポンジ」といったところでしょうか。

普通の雨水枡が雨水を「排水」するのに対し、雨水浸透枡は「地中に浸透させる」ことを目的としています。底面や側面に穴が開いていて、集まった雨水をゆっくりと地面に吸い込ませる仕組みになっているんです。

「え、なんでそんなことするの?」って思いますよね?これが今の時代、めちゃくちゃ重要なんです!

近年のゲリラ豪雨、皆さん肌で感じていますよね?道路が川になったり、マンホールから水が噴き出したり…。都市化が進んでアスファルトやコンクリートで地面が覆われると、雨水がどこにも染み込めず、一気に下水道に集中してしまいます。これが「都市型水害」と呼ばれるものの大きな原因なんです。

そこで救世主となるのが、この雨水浸透枡!

  • 下水道の負担を減らす!:雨水が地中に戻ることで、下水道への流入量を減らし、浸水被害のリスクを下げます。
  • 地下水を育てる!:地中に浸透した雨水は、地下水となって地盤沈下を防いだり、災害時の水源になったり、ひいては地域の生態系を守る大切な役割を果たします。
  • あなたの土地の資産価値UP!?:実は最近、多くの自治体でこの雨水浸透枡の設置が義務付けられたり、強く推奨されたりしているんです。特に新築や開発を行う際、設置されている土地は、将来的なリスクが軽減されていると見なされ、土地の価値が上がる可能性も秘めているんですよ!

つまり、雨水浸透枡がある土地は、「水害に強く、環境にも配慮された、将来性のある土地」と言えるわけです。


不動産選びのプロからのアドバイス!

いかがでしたでしょうか?地味〜な存在だと思われていた雨水枡と雨水浸透枡、実はあなたの土地の安全性や価値に直結する、とっても大切なポイントなんです。

もし、あなたがこれから土地探しをするなら、ぜひこれらの「枡」にも目を向けてみてください。そして、もし「この土地、なんかいいな」と思ったら、私たちフロンティア技研にご相談ください!あなたの知らない魅力や注意点までしっかりとお伝えします!

三浦 チーフ

2007年11月からFC2ブログをはじめ、引越しながら毎日更新しています。2024年12月3日から投稿している当ブログもよろしくお願いいたします。

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