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【不動産用語解説】「ALC」とは?あの建物の壁、実はすごかった!

皆さん、こんにちは!株式会社フロンティア技研のチーフ、三浦です。

今日は、街中でよく見かけるけれど、意外とその正体を知らない方もいるかもしれない、ある建築材料についてご紹介したいと思います。その名も…

「ALC」

エーエルシー?アルク? いえ、歩きません(笑)。

なんだか秘密の暗号みたいですよね。 初めて聞いた時は、私も「何かの略語だろうけど、何のこっちゃ?」と思ったものです。

さて、この「ALC」。実は、皆さんの身近な建物にもたくさん使われている、とっても優秀な建材なんです!

ALCとは「Autoclaved Lightweight Concrete(オートクレーブ処理軽量気泡コンクリート)」の略称です。

…はい、もう呪文ですね(笑)。 簡単に言うと、特殊な処理を施して作られた「軽くて、でも強いコンクリートの板」だと思ってください。

ALC

このALC、何がそんなにすごいのかというと、主な特徴は以下の通り!

  1. 軽くて強い! コンクリートなのに、水に浮くほど軽いんです。なのに、しっかり強度も確保されているから驚きです。
  2. 火に強い! コンクリートなので、もちろん燃えません。火災時の延焼を防ぎ、建物を守ってくれます。
  3. 断熱性が高い! 内部にたくさんの気泡を含んでいるため、熱が伝わりにくく、夏は涼しく冬は暖かい、快適な室内環境づくりに貢献します。
  4. 遮音性が高い! これも気泡の構造のおかげで、外からの騒音や、室内の音が外に漏れるのを防ぎ、静かな環境を保ちやすいんです。

主にマンションやオフィスビル、商業施設などの外壁材として使われることが多いのですが、最近では一般の戸建て住宅でも採用されるケースが増えてきました。街中で見かける、あのシンプルでスタイリッシュな建物の外壁、実はALCかもしれませんよ!

ALCは見た目のシンプルさとは裏腹に、住む人の快適さや安心を支える、縁の下の力持ちのような存在なんです。

それではまた明日、毎日更新ブログでお会いしましょう!


チーフの編集後記

今回の「ALC」の話、いかがでしたでしょうか? 不動産を探す際、間取りや立地はもちろん大切ですが、建物の構造や使われている建材にも目を向けることは、その物件の「本当の価値」を見極める上で非常に重要です。

ALCのような高性能な建材が使われている建物は、夏冬の冷暖房効率が良い、外部からの騒音が気になりにくい、万が一の火災時にも安心感がある、といったメリットがあります。これらは、日々の生活の快適さだけでなく、長期的な住居費(光熱費など)や安全性にも関わってきます。

私たちフロンティア技研では、お客様が物件を選ぶ際に、目に見える情報だけでなく、こういった建物の「見えないこだわり」や「性能」についても丁寧にご説明し、お客様一人ひとりに最適な住まい探しをサポートさせていただきます。どんなことでも、お気軽にご相談ください!

 

三浦 チーフ

2007年11月からFC2ブログをはじめ、引越しながら毎日更新しています。2024年12月3日から投稿している当ブログもよろしくお願いいたします。

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