エコウィル(ECOWILL)とは?【不動産用語解説】

皆さん、こんにちは!株式会社フロンティア技研、チーフの三浦です。

さて、突然ですが皆さんは「エコウィル(ECOWILL)」という言葉をご存知でしょうか?

エコウィルとは

「え?エコ?ウィル?なんかエコっぽいけど、具体的に何?」

そう思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。実はこれ、かつては私たちの生活を豊かに、そして環境にも優しくしてくれた、とっても賢いシステムだったんです。だった?そうです、エコウィルは2017年9月30日をもって製造・販売が終了しています。

ですが、すでに導入されている住宅はまだまだ多く、中古物件を探されている方や、ご自宅の設備を見直される方にとっては、まだまだ出会う可能性のあるシステムなんです。だからこそ、どんなものだったのか、しっかり知っておくことは大切なんですよ。

エコウィルとは、簡単に言うと「家庭用ガスコージェネレーションシステム」のこと。ちょっと難しい言葉ですが、要は「ガスを使って電気とお湯を同時に作っちゃう」という優れものだったんです。

「え、自分で電気作れるの?すごい!」って思いますよね?そうなんです、すごかったんです!エコウィルがあれば、もしもの時も安心。普段使いはもちろん、災害時にも役立つなんて、まさに一石一鳥でしたよね。

このシステム、電気を作る時に発生する「排熱」を無駄にせず、お湯を作るのに再利用するんです。だからエネルギーを効率的に使える!これぞまさに「エコ」の真骨頂。環境に優しいだけでなく、光熱費の節約にもつながるんですよ。お財布にも優しいなんて、最高じゃないですか?

エコウィルは販売を終了しましたが、その後を継いでより進化した「エネファーム」というシステムが登場し、現在はエネファームが主流となっています。しかし、中古物件などでエコウィルが導入されているケースは少なくありません。

もし、これからお住まいを探される方や、リフォームをご検討されている方がいらっしゃいましたら、ぜひ「エコウィル」というキーワードにも注目してみてください。賢く、快適な暮らしを送るためのヒントが隠されているかもしれませんよ!

それではまた明日、毎日更新ブログでお会いしましょう!


 

チーフの不動産後記エコウィルの製造・販売終了という情報は、不動産を扱う上で非常に重要です。物件にエコウィルが導入されている場合、それは過去にエネルギー効率に配慮した設備が導入されていた証しであり、物件の付加価値の一つでした。

しかし、現在では新規導入ができないため、現存するエコウィルは修理部品の供給やメンテナンスの継続性が課題となります。経年劣化が進んでいる場合は、将来的にエネファームやエコキュートなどの代替システムへの交換を検討する必要が出てくるでしょう。

不動産を売買する際には、このような設備の「寿命」や「交換の必要性」も、価格査定や購入判断の材料になります。お客様に安心して物件を選んでいただくためにも、私たちは設備の現状だけでなく、将来的なランニングコストやメンテナンス費用まで見据えた情報提供を心がけています。不動産はただの箱ではありません。そこに住まう人々の暮らしを支える「インフラ」としての側面も持ち合わせていますからね。

 

三浦 チーフ

2007年11月からFC2ブログをはじめ、引越しながら毎日更新しています。2024年12月3日から投稿している当ブログもよろしくお願いいたします。

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