みなさま、こんにちは! 株式会社フロンティア技研、チーフの三浦です。
新しい家に引っ越すとき、あるいはリフォームを考えるとき、誰もが一度は「この空間にぴったり収まる棚が欲しい」「もう少し使いやすいキッチン収納があれば」と悩むのではないでしょうか。そんなとき、その悩みを解決してくれるのが、今回のテーマであるオーダー家具(注文家具)です。
ただ単にサイズが合うだけでなく、使い勝手やデザイン、収納力まで、すべてを思い通りに実現できるのがオーダー家具の魅力。今回は、このオーダー家具が不動産の価値や暮らしの質にどう繋がるのかを解説していきます!

オーダー家具(注文家具)とは?
オーダー家具(注文家具)とは、既存の既製品を購入するのではなく、サイズ、デザイン、素材、機能などをすべて施主(依頼主)の希望に応じて一から設計・製作する家具のことです。
特にマンションや戸建て住宅では、デッドスペースになりがちな壁面や、梁(はり)の下など、既製品では対応できない複雑なスペースにぴったり収まるように作られることが多く、空間を最大限に有効活用できます。
オーダー家具がもたらす不動産の価値
オーダー家具は、一時的な出費ではなく、長期的に住まい全体の快適性と資産価値を高める投資にもなり得ます。
- 1. 空間の最大限の有効活用: 特に収納は、ミリ単位で隙間なく設置できるため、既製品を置くよりも圧倒的な収納力を実現できます。これにより、部屋がすっきりと片付き、生活空間を広く使うことができます。
- 2. デザインと一体化: 壁や床の素材、色と完全に調和させて製作できるため、まるで初めから建物の一部であったかのような、統一感のある洗練されたインテリアが実現します。見た目の美しさが、住まいのグレード感を一段と高めます。
- 3. 資産価値の向上(付加価値): 造り付けの質の高いオーダー家具は、物件の付加価値となります。特に、収納が充実している、デザイン性が高い、といったポイントは、売却や賃貸に出す際に、他の物件との差別化要因となる可能性があります。
家づくり・お部屋探しでチェックしたいポイント
オーダー家具を検討する際や、それが設置された物件を探す際には、以下の点に注目しましょう。
- 設置場所の確認: 新築・リフォームの際は、本当にその場所に造り付けの家具が必要か、将来の模様替えや間取り変更の可能性も考慮して計画しましょう。
- 素材と耐久性: 使用されている素材や金具、仕上げ加工が、その用途や設置場所(水回りなど)に適しているかを確認しましょう。オーダー家具は長く使う前提なので、耐久性は重要です。
- 物件購入時の注意点: 中古物件などで造り付けのオーダー家具がある場合、その家具が「動産」(引き渡し対象外)なのか、「不動産」(建物の一部として残る)なのかを売買契約書で明確に確認しておく必要があります。
既製品では得られない「ぴったり」の満足感こそが、オーダー家具の最大の魅力です。

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