皆さん、こんにちは!株式会社フロンティア技研のチーフ、三浦です。
今日は、不動産の世界でよく耳にする、だけど「これって一体何のこと?」と首を傾げたくなるような言葉にスポットを当ててみたいと思います。その名も…
「上物(うわもの)」
初めてこの言葉を聞いた時、皆さんは何を想像しましたか? 「うわ、なんか上等なものなのかな?」とか、専門用語っぽくて難しそう…なんて思った方もいるかもしれませんね。かくいう私も、この業界に入る前はそんなイメージでした。
では、一体何なのかというと…
ズバリ!土地の上に建っている「建物」のことなんです。

「え、建物って言えばいいじゃん!」って思いました? そうなんです、その通り(笑)。
でも、不動産取引の現場では、この「上物」という言葉が意外と重要な意味を持つ場面があるんです。
例えば、
- 「この土地は上物付きで売買されます」 → 建物が建ったままで売買される、という意味。
- 「この土地は上物解体後(更地渡し)で引き渡します」 → 売主が建物を壊して、何もない状態(更地)にしてから引き渡す、という意味。
- 「この土地は上物価値なしと判断されますね」 → 建物が古すぎて、資産価値がほとんどない(ほぼ土地の価値のみで取引される)と判断される、という意味。
どうですか?ただ「建物」というだけでは伝わらないニュアンスが、この「上物」という言葉には込められているんです。特に、古い家が建っている土地の売買などでは、この「上物」の扱いは非常に重要なポイントになります。
以前、お客様が「『上物解体渡し』って言われて、なんか怖いものが届くのかと…」と冗談交じりで仰っていました(笑)。いやいや、ご安心ください!決して変なものが届くわけではありませんからね!
このように、専門用語ってちょっと戸惑うこともありますが、意味が分かるとスッキリしますよね。
それではまた明日、毎日更新ブログでお会いしましょう!
チーフの編集後記
今回の「上物」の話、いかがでしたでしょうか? 不動産の世界には、日常ではあまり使わない専門用語がたくさんあります。しかし、これらの言葉一つ一つに、過去の取引の経緯や法的な背景、そしてその物件の価値に関わる大切な意味が込められています。
特に、土地の購入を検討している方にとって、その土地に「上物」があるのか、もしあるならどのような状態なのか、そしてその「上物」をどう扱うのかは、予算や計画に大きく影響するポイントです。古家付きの土地を安く買ってリノベーションするのか、それとも解体して新しい家を建てるのか。この選択一つで、費用も時間も大きく変わってきます。
私たちフロンティア技研では、お客様が安心して不動産取引を進められるよう、こういった専門用語はもちろん、物件のメリット・デメリット、将来性まで含めて、分かりやすく丁寧にご説明することを大切にしています。どんな些細な疑問でも、お気軽にご相談ください!

コメント